ひがし歯科

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BOPは歯肉縁下歯石の沈着と関連している

BOP linked to subgingival deposits

Checchi, L., Montevecchi, M., Cheecchi, V., Zappulla, F.:
The Relationship Between Bleeding on Probing and Subgingival Deposits. An Endoscopical Evaluation. The Open Dentistry Journal 3: 154-160, 2009.

出血は深部の歯周組織の状態と歯周病の進行の重要なサインである。BOPがないと歯周組織の健康が予測される。イタリアのボローニャ大学の研究者が内視鏡を使って、非侵襲的に歯肉縁下の根面とポケット壁を診査して、歯肉縁下の歯石とBOPとの間に相関があるかどうか調べた。

二人の歯周病専門医が、16人の中等度の歯周病患者で、口腔衛生指導とスケーリングとルートプレーニングをしてから1ヶ月後に、局所麻酔下で調べた。臨床検査(プラーク、歯肉炎、プロービング、ブリーディング)とペリオスコープを使って、4ブロックごとに1本を選んでポケット内のバイオフィルムと歯石のレベルを決めた。1歯を6ヶ所で計測した。新しい臨床検査を導入した。Endoscopic Biofilm Index(EBI)とEndoscopic Calculus Index(ECI)。両方とも0から3のスコアをつけた。

頬側面は、舌側面よりEBIとECIスコアが低かった。遠心舌側面は歯石なし、バイオフィルムなしの状態にすののは一番難しいということがわかった。BOPとPPD、バイオフィルム、歯石との間には強い相関があった。プラークと歯肉炎指数はBOPとは強い相関はなかった。

バイオフィルム指数と歯石指数は前歯より臼歯、頬舌側より隣接面で高かった。BOPに対する相対危険度は歯石が6倍で、バイオフィルムは8倍だった。
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BOPがあると、一見根面がスムースでも歯石、バイオフィルムが残ってるので、SRPは必要と考えて良い。

2010-07-13 舌小帯短縮症の診断と治療 レーザーは知覚過敏症の治療に使える
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