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根管解剖学の引用論文トップ100

根管解剖学において最も引用された論文トップ100:Scopusに基づく計量書誌学研究

Top 100 Most-cited Articles in Root Canal Anatomy: A Scopus-based Bibliometric Study
Journal:Journal of Endodontics 1Date:Volume 52, Number 2, February 2026 2
Yu-Chiao Wu, Ho-Sheng Chiang, Zi-Jun Dai, Yi-Jie Chen, Yen-Ching Chao, Hsiao-Wen Yeh, Ren-Yeong Huang, Yi-Shing Shieh

過去の研究が個別の根管形態の観察や特定の臨床手法に焦点を当てていたのに対し、本研究は「計量書誌学(ビブリオメトリクス)」を用いて、根管解剖学分野の過去約50年にわたる研究の全体像をマクロな視点で俯瞰した点に新規性がある。どの国の研究機関が分野を牽引しているか、研究手法が過去の破壊的検査から非侵襲的画像診断へどのように変遷したかなど、研究トレンドの進化と地理的なギャップ(トップ100にアフリカからの論文が1つも存在しない点など)を明らかにした。

データベースを用いた厳密な文献抽出と、書誌的マッピング技術がコアである。Scopusデータベースを使用し、「root canal anatomy」等のキーワード検索から「Preparation」を除外する条件でデータを抽出した 。その後、英語で書かれた人間対象の歯学研究に絞り込み、手作業によるスクリーニングを行って上位100編を特定した。さらに「VOSviewer」ソフトウェアを使用し、354人の著者の共著関係をノード(球体)とリンク(線)を用いたネットワーク図として視覚化・クラスタリングしている。

推測統計学的な仮説検定は行わず、書誌情報に基づく記述統計とネットワーク分析アルゴリズムを用いている。論文の引用数によるランキング化、国別・雑誌別の出版数、調査対象の歯種の割合(下顎第一大臼歯が20.6%で最多など)、使用された研究手法の分類をパーセンテージや実数で算出している 。また、VOSviewerによる分析では、共著の頻度に基づいて研究者間の関係性の強さを計算し、視覚的なつながり(線の太さ)や出版数(球体の大きさ)として処理している。

昨日食事していたら、隣に台湾からのAI関連のひとがいて、喋ってたとこです。たまたまですが、台湾の面白い論文です。

根管解剖学において最も影響力のある論文トップ100を特定し、分野の進化を分析したものである。トップ100論文の80%が「Journal of Endodontics」「International Endodontic Journal」の2誌に集中しており、国別ではアメリカ、ブラジル、中国が上位を占めた。研究手法は、1970年代から90年代にかけては抜去歯の染色法が主流であったが、2008年以降は非侵襲的なCBCTが最も使用され、次いで高解像度なマイクロCTが台頭している。歴代1位の論文は1984年のVertucciによる根管形態分類の研究(引用数1446回)であり、現在でも世界基準として広く用いられている。

2026-03-01 ブログ記事の一覧 11 years of silence
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