ひがし歯科

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口腔乾燥症の評価

口腔乾燥症のランク付け

Challacombe ScaleはロンドンのキングスカレッジのStephen Challacombeがつくった口腔乾燥症の評価方法。
1から10の点数をつける。1が軽度で、10が重度。

スコア1)デンタルミラーが頬粘膜に粘着する。
スコア2)デンタルミラーが舌に粘着する。
スコア3)唾液が少なく、泡状。

1-3は軽度の口腔乾燥症。治療や管理の必要がないかもしれない。
砂糖なしのガムを1日2回、かんで、水分補給に注意を払う必要がある。
服薬が多いと軽度の口腔乾燥症になる。定期検診が必要。

スコア4)口腔底に唾液がない
スコア5)舌乳頭が短い
スコア6)辺縁歯肉の形状が変化する。より平滑になる。

4-6は、中等度の口腔乾燥症である。砂糖なしのがむを咬むか、唾液分泌促進薬が必要になる。
原因が不明の場合は、さらに検査の必要がある。代用唾液や歯面フッ素塗布が必要かもしれない。
初期虫歯がないかどうか、症状に変化がいかどうかの定期検診が必要となる。

スコア7)口腔粘膜がてかてかしている。とくに口蓋部。
スコア8)葉状舌、溝状舌
スコア9)歯頸部カリエス(2本以上)
スコア10)口蓋や歯面に食片付着

7-10は重度の口腔乾燥症である。
代用唾液やフッ素歯面塗布が必要である。唾液分泌減退の原因を調べる必要がある。
シェーグレン症候群のチェックが必要。専門医に紹介する。
かならず定期検診が必要であり、悪化するようであれば専門医が必要である。

2014-03-09 1時間に何回、嚥下しているのか? 口腔乾燥症の検査
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