ひがし歯科

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糖尿病の他への影響

糖尿病は他の疾患にも影響します。

糖尿病の罹患率は世界的に増えている。
糖尿病の慢性的な全身の兆候は最初に脈管系に認められ、特に微小血管系、網膜症、腎障害、神経症
に関連している。糖尿病の口腔内の問題は、歯肉炎、歯周炎、口腔乾燥症とそれに続く齲蝕である。
糖尿病は2方向の側面がある。コントロール出来ない糖尿病が歯周炎を引き起こす場合と、重度の歯周炎が血糖コントロールに影響を与える場合である。

アラブ首長国連邦のシャリア大学の研究者が、糖尿病の患者にアンケートをとった。被験者は200人で、リビアのベンガジにある大規模な糖尿病専門病院の患者であった。質問は口腔の健康と、口腔のケアに関してであった。被験者は71%がタイプ2糖尿病で、18%がタイプ1糖尿病で、11%が不明であった。年齢は17歳から78歳で、糖尿病治療は1週間から40年まで分布していた。
ドライマウスの経験は、84%に認められた。
喫煙者は42%であった。ほとんどが有歯顎であったが、31%が無歯顎で、そのうち44%しか総義歯を装着していなかった。1日2回ブラッシングするひとはわずか17%、で毎日フロスを使う人はわずか12%であった。糖尿病のひとの口腔内病変や口腔ケアについて最初に見つけるのは歯科医である。
口腔内感染があるひとは血糖値も高かった。口腔内の疾患が糖尿病の合併症であることを知っていた人は50%にも満たなかった。
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糖尿病のひとは必ず歯科でのメンテナンスを受けましょう。

Eldarrat, A.: Awareness and Attitude of Diabetic Patients about Their Increased Risk for Oral Diseases. Oral Health Prev Dent 9: 235-241, 2011.

2012-03-10 虫歯のできる過程 糖尿病の合併症
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