ひがし歯科

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口臭について

Halitosis

Armstrong, B., Sensat, M., Stoltenberg, J.: Halitosis: A Review of Current Literature. JDH 84: 65-74, 2010.

口臭(=悪臭)は、アメリカでは人口の50%が気にしている問題で、10億から30億のお金が毎年、ガムやミントキャンディーやほかのさわやかな息のための製品に使われている。

口臭の原因は口腔内のこともあるし、口腔外のこともある。口臭の原因が、口腔内にあることが90%であり、ふつう食片の蓄積や口腔衛生不良、舌の衛生不良、歯周病、虫歯、口腔乾燥症である。口腔外に原因がある場合は、口以外の身体の部分の感染症や疾患が原因で、血流を通して肺に悪臭が運ばれ、鼻腔や口腔から出る。胃液の逆流と自臭症は関連がある。

口臭は、揮発性硫化化合物(VSCs)が出来るからであり、食物や上皮細胞が剥がれたり、血液、唾液、細菌などが腐敗して放出される。VSCs測定は、官能評価として、におい、ガスクロマトグラフィ、硫化物モニタリング(ハリメーター)によって行われた。VSCsの一番多い供給源は、しばしば舌背であることが多い。

ブラッシング、歯間のクリーニング、舌のクリーニングは、口腔内のVSCsを減らす基本的な方法である。

薬剤はVSCsの産生の予防や中和に効果的でありうる、予防にはクロルヘキシジン、塩化セチルピリジウム、中和には二酸化亜鉛の塩化物。トリクロサンも口臭をコントロールするのに歯磨剤のコポリマーと結合したときに効果的である。亜鉛を含んだエッセンシャルオイルも効果的である。

口臭恐怖症は深刻な状態で、あらゆる検査値が正常なのに、自分自身では口臭があると感じてしまうものである。こういう場合はカウンセリングに紹介される。

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