ひがし歯科

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歯周病治療とQOL

歯周病治療とQOL。非外科的な歯周病治療。

プロービング値とアタッチメントレベルは、歯周病治療の成功不成功を決めるために使われる代理転帰である。2003年の歯周病の新しい科学というワークショップで、治療の前後での患者の意見を考慮してという患者主体の転帰も推奨された。

ロンドンのクイーンメリー大学の研究者が、歯周病治療が患者のQOLを改善するかどうかについて、システマチックレビューを行った。11本の論文が適合した。全ての研究が、歯周病は患者のQOLに負の影響を与えていると報告していた。

治療後のQOLの測定は、1週間後から1年後までの間隔で行われた。研究の大多数は非外科的な歯周病治療であったが、外科的な歯周病治療もあった。被験者は20歳から75歳。QOLが一番改善したのは、非外科的な治療後であった。

すべての非外科的な歯周病治療では、治療後のQOLの改善が報告された。
治療結果がよいほど、QOLの改善は高くなった。逆も当てはまった。外科的な治療後は、QOLの変化は認めなかった。患者視点でみると、非外科的な治療の方が好ましい。
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誰でも痛くない、怖くない治療の方を選ぶということです。しかし適応がありますので、なんでもかんでも非外科的な歯周病治療がベストというわけではありません。

Shanbhag, S., Dahiya, M., Coucher, R.: The Impact of Periodontal Therapy on Oral Health -Related Quality of Life in Adults: A Systematic Review. J Clin Perio 39: 725-735, 2012.

2013-01-28 はみがき上手になるために ブラッシングの成績
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