ひがし歯科

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歯を失うかどうかがわかります

リスク指数を調べると、歯の喪失が予測できます。

歯周病治療のひとつのゴールは、歯槽骨の喪失を停止させて、歯の喪失を予防することである。歯周病患者の平均歯牙喪失数を計算することは、歯周病の程度によって変数が変わるので、難しい。重篤なひとほど、歯の喪失が多い。初期の歯周病と診断された人で治療を受けた人は歯を失いにくい。

PreViserの診断、リスク検査システムの研究者と個人開業の歯周病専門医が、歯の喪失の割合と、歯周病の程度と治療前のリスクレベルの関係を調べるために、歯周病治療を受けた患者を評価した。

PreViserシステムを使っている9人の歯周病専門医が、1971年から2003年まで歯周病治療を受けた患者776人のデータを入力した。平均治療年数は13年であり、3年から33年までの範囲があり、合計980本の歯を喪失した。PreViserシステムは、1から100までの歯周病の点数をつける。この研究のために、歯周病の点数を9つのカテゴリーに分類した。健康(1)軽度歯周炎(23)中等度(45)重度歯周炎(6789)。患者の98.5%が、カテゴリー4から9の間であった。

61%には歯の喪失がなかった。点数が1または2にひとは歯の喪失がなかった。7%が4本から6本の歯を失っており(歯周病の進行しているグループ)、2%が10本以上の歯を失い、その人たちはカテゴリー8、カテゴリー9に属していた。歯周病の点数とリスク点数が高くなればなるほど、歯を失うリスクが高くなっている。
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早期に歯周病の検査をして、初期の歯周病の間に治療を行うのが、歯を長持ちさせる秘訣です。

Martin, J., Page, R., Loeb, C., Levi, Jr., P.: Tooth Loss in 776 Treated Periodontal Patients. J Perio 81: 244-250, 2010.

2011-07-02 骨再生のためのスタチン局所投与 非侵襲的な歯周病診断
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