ひがし歯科

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ビタミンDは歯周病に効く

ビタミンDと歯周病の話。

歯肉炎と歯周炎はどちらも口腔内細菌が産生する有毒廃棄物により起こり、免疫システムが反応し、結合組織と歯槽骨を破壊する。

よい食品やあるケースではサプリメントは免疫システムの活動を促進させる。

ビタミンDは、歯肉炎と歯周炎に関する炎症をコントロールするのに役立つかもしれない。ビタミンDの、アメリカの食品栄養委員会が推奨する上限は、2000IUである。上限を10倍にしても安全だろうと示唆している研究者もいる。

インドのカルナーカタ州のダールワールの歯科大学の研究者が、88人を被験者に3種類の量のビタミンDとプラセボを比較した。期間は3ヶ月。4グループ。ビタミンDは2000IU, 1000IU, 500IU。それとプラセボ。

30日ごとに、ビタミンDレベル測定のための血液採取と歯肉炎指数を測定した。

プラセボグループでは血中ビタミンDレベルに変化を認めなかった。
3つのテストグループの血中ビタミンDレベルは、摂取したビタミンDに比例して高くなった。歯肉炎指数も、ビタミンD摂取が多いほど、改善した。

ビタミンD(一日2000UI)は、安全で効果的な抗炎症作用のあるサプリメントと言える。

Hiremath, V., Rao, C., Naik, V., Prasad, K.: Anti-Inflammatory Effect of Vitamin D on Gingivitis: A Dose-Response Randomized Control Trial. Oral Health Prev Dent 11:61-69, 2013.

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