ひがし歯科

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飴は歯を溶かす

虫歯にならないようにするための方法。虫歯予防。

歯牙酸蝕症には、炭水化物飲料や酸味の飴に含まれる食品の酸を含めて、多数の因子が影響している。酸味の飴は水には溶けないが、pHを2.3から3.1まで低下させる。エナメル質はpH5.5で溶ける。

オランダの研究者が、10歳から12歳の300人の子供に固い飴についてアンケートを行った。60%のこどもが、固い飴を食べており、男児の73%、女児の60%であった。18%が、前に週に1個かそれ以上食べていた。多くの子供が頬粘膜に飴をはさみ、15分以上保持していた。ゲームをしながら飴を長期間口の中にいれているという報告もあった。

子供は研究に参加できないので、歯学部の学生が参加して、口腔内のpHを測定した。4つの固い飴でテストした(ストロベリー、ジャンボ、ファイヤー、サワー)。ジャンボは、直径31mmで、他のものは23-24mmであった。すべてシュウ酸が含まれている。唾液の流れは飴を口に入れて3分以内に9から14倍に増加し、3分間高い数値を保ち、6分後にベースラインに戻った。ファイヤーを除くすべてが唾液の流れが低く、pHが5以下だった。それらは8分後に中性に戻った。
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飴をお口に入れると、唾液の流れはよくなるが、虫歯になる危険な酸性状態にさらされる。

Brand, H., Gambon, D., et al: The Erosive Potential of Jawbreakers, A Type of Hard Candy. Int J Dent Hygiene 8: 308-312, 2010.

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