ひがし歯科

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喫煙はインプラント周囲の骨の再生を阻害する

Smoking inhibits bone regeneration around implants

Shibli, J., Piattelli, A., Iezzi, G., Cardoso, L., Onuma,T., Carvalho, P., d’Avila, S., Ferrari, D., Mangano, C., Zenobio, E.: Effect of Smoking on Early Bone Healing Around Oxidized Surfaces: A Prospective, Controlled Study in Human Jaws. J Perio 81:575-583, 2010.

インプラント周囲の骨の治癒は、合成と、たんぱく質、成長因子、サイトカイン、血管由来の刺激などの活性化のカスケード反応である。この複雑な過程はタバコの煙に含まれる4000個の毒素のいくつかよって、変化する。ニコチンは強力な血管収縮剤であり、インプラント埋入部への血流と栄養供給を減少させる。喫煙は骨再生の要となる前駆細胞の増殖を阻害するので、骨の治癒を遅らせる。

ブラジルのGuarulhos大学の研究者がインプラントのインテグレーションにおける喫煙の影響を13人の喫煙者(一日5本以上を5年以上)と11人のタバコの経験のないひとで。評価した。酸化膜のスクリュータイプのマイクロインプラントをひとり1本使用した。インプラントを埋入後、粘膜は閉鎖した。ほとんどを上顎臼歯部に埋入した。感染予防のためにクリンダマイシンを1日3回1週間投与した。2ヶ月後、すべてのインプラントは臨床的に安定した。インプラントとまわりの組織を除去した。

喫煙者と非喫煙者の間に有意差があるかどうか、インプラント表面の骨を解析した。インプラント表面の骨は喫煙者で26%で、非喫煙者で40%であった。スレッドの間の骨の骨密度は喫煙者で28%で、非喫煙者で46%だった。インプラントの外の骨密度は喫煙者で19%で、非喫煙者で25%だった。治癒不全は喫煙と免疫応答の相互作用のせいである。
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喫煙者のインプラントまわりの骨の治癒が悪いです。

2010-08-01 歯磨剤のクエン酸亜鉛は細菌を減少させる 口腔衛生とカンジダ感染の程度
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