ひがし歯科

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歯周病の日常生活への悪影響

Perio’s negative impact on life

O’Dowd, L., Durham, J., McCracken, G., Preshaw, P.: Patients’ Experiences of the Impact of Periodontal Disease. J Clin Perio 37: 334-339, 2010.

歯周病の研究は、個人の生活への影響のことよりも、臨床的な病因論に集中している。
この研究は伝統的な生物医学的アプローチを使った。ヘルスケアマーケットは、患者主導になっており、生物心理社会的な調査は、個人の心理的かつ社会機能的な疾患を評価することが必要になっている。

イギリスのニューカッスル歯科病院にて、歯周病患者15人に医療面接した。
量より質を重視して、質問に答えることよりも見かたを変えてもらえるように、QOLに関する一連の質問に基づいてフィードバックを集めた。

口腔の健康のLockerの概念モデルは医療面接の所見に適応されたいくつかのテーマを含んでいる(機能障害、機能、制限、不快、身体障害、障害)。患者は、歯の動揺や冷水痛のせいで、たとえばリンゴのような特定の食べ物を避けるという機能障害を申告する。歯周病に関連する口臭は心理的な関連事項で、社会活動に参加するのを躊躇する原因になる。他人と距離をとって、口を覆い、近づくのを避ける。歯の見た目も、楽しい集まりから避ける原因になる。

2つのテーマが医療面接から現れてきた。歯周病であるという汚点と今の歯周病という状態を予防するために若い頃によりよいケアを受けてこなかったという過去を振り返っての後悔である。
もし自分が歯周病なら、他人からは不潔で、不衛生であると思われているということを信じている。

2010-06-23 自分の口臭が分かる 年齢と治療の反応
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